049_2.小冊子『世界はどうなる 第7号』より抜粋

2009年12月2日

(前略)
〇衝動投資システム
 サッカアストロサービスでは、「晩年を創る」というコンセプトで創運コースを主宰しているが、私は、そのサービスに、「自分年金を作るため投資方法」「資産構築のための投資方法」「女性のための投資方法」など、いくつかの投資方法(衝動投資システム)を加えようと準備を進めている。いずれの方法も、キーワードは、次の3つである。

・確実な相場の読みきり
・相場と現物の併用
・福力バランス


 サッカアストロサービスのすべてが当てはまることだが、私は、「自分ならこうする」と確信の持てるものしか会員には提供しない。だから、いずれの方法もギャンブル性のない、確実に資産が構築できるようなシステムにするつもりである。“確実”とは、「90%以上の確率で資産構築ができる」ということを意味する。では本当にそんなことができるのだろうか、それについて少しお話ししておきたいと思う。

 私は『世界経済はこうなる』の中で、次の予測を立てたが、会員諸氏は、2007年から一貫して言い続けていることを知っているはずだ。

2009年5月〜11月の数ヶ月間、8割以上の確率で、株価は急騰するが
13,000円を上回ることはなく、その後は急落する


 私は、「国家と証券取引所の衝動エネルギー」、「東証とNYSEが持つ株価のサイクル」、「黒点の増減と気温」、「経済指標」の4つの要素で日経平均株価を予測しているが、その中に、数年に1度だが、上昇、下降をはっきりと予測できる時期があることがわかってきた。上記の予測もその一例だ。それは、東証だけでなく、NYSEやロンドン市場などにも、同じような性質の時期が存在しているのだ。だから、期間限定で相場を張れば、手堅く利益を得ることができる。またそれは、ゴールドをはじめとする商品相場もしかりである。絶えず「儲け続ける」投資法は存在しないが、ピンポイントで投資すれば、非常に少ないリスクで利益を出すことができるのである。

(中略)  

よく相談を受けるパターンとしては、次のようなものがある。

・新しい投資先を紹介されたが、利益が上がらないどころか大損失を出した
・個人資産の急増とともに、経営する会社でゴタゴタが増え、辞めた社員が税務署に告発した
・経営する会社で、欠陥を隠して商品を販売した過去が明るみに出た
・資産が急増したことが知れて、知人からの借り入れ依頼が増え、人間関係に疲れてウツになった  

 これらはすべて、資産が急増し、福力が限界に来たことで、衝動エネルギーに抗しきれずに翻弄(強制、投影)されたために起きている。(強制、投影については、いろいろな書籍で述べているので、参照して欲しい)
 投資家や経営者の中には「衝動や無意識のことはよくわからない」とおっしゃる方がいるが、「無知は一番高くつく」ことはいつの時代も変わらない。確かに衝動エネルギーは水面下の動きだから理解しづらいとは思うが、衝動理論も投資理論のひとつくらいに考えて、勉強し、モノにすればいいだけのことである。投資では3%しか勝者になれないと言われているが、これからその確率はもっと下がるだろう。だから、誰でもできるようなテクニカルやファンダメンタルなどの武器では、クソの役にも立たないのは当たり前だ。福力の低下が形になってからでは遅いのである。

(中略)

〇想定内のニュース  
第16話を執筆中の、11月26日、予定していたかのように、あるニュースが飛び込んできた。それは、「ドバイのデフォルト」である。26日のダイジェストを引き継ぐ形で、27日の日経は次のように延べている。
 …アラブ首長国連邦(以下、UAE)の資金繰りの危機が表面化した。25日に、ドバイの政府系持ち株会社の債務の返済延期を求めると発表。ドバイへの信用懸念が広がっている。

(中略)

〇予測は成就するか
  『世界経済はこうなる』の中で、私はこう予測した。  

 UAEという国は、もともと分裂する可能性や経済的に破綻する可能性を秘めており、今回の破産衝動や分離強制衝動の干渉によって、アブダビの救済能力は次第に低下し、ドバイを切り離さざるを得ないような状況に追い込まれていく。破産衝動の干渉は2011年9月まで続き、2010年後半から2011年に、ドバイ系金融機関の破綻が予測できる。  

 この部分を執筆したのは、2009年7月だが、その頃、金融危機によって痛手を被ったドバイは、アブダビによって救済された格好になっていた。原油価格も上昇していた折、アブダビの存在感は非常に増しており、どの新聞・雑誌も、「アブダビが救済するから、ドバイ経済は大丈夫」というような論調で終始していた。しかし、私はまったくそう思わなかった。なぜなら、UAEの破産衝動は、まだピークすら迎えていなかったからである。

(中略)

  破産衝動は、2009年4月から始まり、2011年9月まで続く。衝動エネルギーは後半になるほど強く作用するので、今すぐにはデフォルト宣言をしない ことが読める。少なくとも半年〜1年間くらい、宣言は先延ばしにされるだろう。つまり、これから、デフォルトを回避するような動きが続くことがわかる。誤解を恐れずに言えば、対外的にはデフォルトを回避すると思わせて、その実、VIPたちの被害を少なくするための時間稼ぎとヨーロッパへの裏工作が行われるのだろう。
 最終的には、回避行動が効を奏さなかったという理由で、デフォルトすることになるだろうが、時間稼ぎをした分だけ、デフォルトしたときに世界に与えるダメージはより深刻なものになる。

(中略)

〇ドバイから始まる負の連鎖
 ドバイのデフォルトは、2010年後半〜2011年頃、世界中に負の連鎖を及ぼしていく。 ドバイに多額の融資をしていた、東欧、北欧、ロシアの金融機関に致命的な大打撃を与え、しばらく間をおいてヨーロッパ金融機関にダメージを与える。また、新興国市場への信頼性を著しく損ない、マネーの行き場を奪う。  
 わが邦銀やゼネコンの経営状態に致命的な傷を負わせることも間違いない。金融機関関係者からすれば、アブダビが救済して欲しいという願いはあるだろうが、仮にアブダビが全面救済すれば、原油価格の急落やアブダビの破産という事態も十分にあり得るのだ。  
 しかるに、新聞、テレビ報道は、実態と大きく乖離した楽天的な内容に終始しており、乖離が極限に達したときには、株式市場をはじめとするすべてのマーケットは「破壊」という爆弾を落とすことになる。つまり、大暴落から恐慌入りである。私は、『世界経済はこうなる』の中で、「2012年に国有化される邦銀が現れる」と予測しているが、これもその一因になることは言うまでもない。 こうしてユーロの崩壊や日本の経済破綻につながっていくのである。
(後略)



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