32.「安倍首相と強制衝動」についての質疑応答

~2007年9月15日〜9月20日、会員との質疑応答より~

咲華

「安倍首相が9月12日に総理大臣を辞任し、その直後に入院した。今回はこのことについて問答したいと思う。」

質問者

「  はい。ではまず、安倍首相辞任までの過程を簡単にまとめておきます。

 安倍内閣では、 『年金問題』 や 『政治とカネの問題』 に対する安倍首相の対応などが世間の不評を買い、2007年7月29日に行われた第21回参議院議員通常選挙において、安倍連立政権は、参議院過半数を大きく割り込んだ。
 参院選後、安倍首相は2007年7月30日未明、正式に政権続投を宣言した。選挙結果や批判を受け、8月27日に内閣改造、党役員人事に着手した。ところが組閣直後から再び閣僚の不祥事が続発し、求心力を失う。
 9月9日、オーストラリア・シドニーで開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議の記者会見において、テロ特措法の延長問題に関し9月 10日からの臨時国会で自衛隊へ給油が継続が出来なくなった場合は内閣総辞職することを公約した。
 2007年9月10日に第168回臨時国会が開催され、安倍首相は所信表明演説を行った。
 2007年9月12日午後2時(JST)、突然 『内閣総理大臣及び自由民主党総裁を辞する』 と退陣を表明する記者会見を行った。これにより同日予定されていた衆議院本会議の代表質問は中止となった。
 退陣表明の明くる13日、慶應義塾大学病院に入院し、検査の結果、胃腸機能異常の所見が見られ、かなりの衰弱状態にあると医師団が発表した。
(参考文献:フリー百科事典  『ウィキペディア』  )」

咲華

「 今回の辞任は運気・運期的に見た場合、つまり彼の無意識の力として見た場合、極めて妥当な動きであると言えるだろう。なぜならば、前回の問答で述べたように彼は

太陽−90°−冥王星 

の冥王星強制衝動
に入っていたからだ。
これは、総理大臣としての地位や行動に脅迫じみた圧迫がかかることを表している。期間は2007年のはじめから2008年の秋までで、ピークは07年1月15日、6月21日、11月16日、08年9月11日の4回である。

だから私は、君たち会員に話したように、首相の辞任については、今年の11月までに辞める可能性が6〜7割で、来年の9月頃までには9割ほどの確立で辞めることになるだろうと思っていたのだが、これが意外に早かったということだ。
首相の辞任が早まったのは、それだけ外側の圧迫が強かったのだろう。またそのことで彼の心も相当なダメージを受けていたのだろうね。 」

質問者

「  はい。あれだけマスコミに叩かれれば、誰でもまいってしまうと思います。 」

咲華

「  はたして、そうだろうか。いくら農水大臣の相次ぐ辞任や選挙の大敗といったことが起きたとしても、心臓に毛が生えているような神経の図太い男ならば、一見辛いようなふりをしながらやり過ごすことだってできたはずだ。それが政治家だろう?
しかし、今回彼はそうではなかった。強制衝動で内側と外側が繋がっていたから、外側でトラブルがあったときに内側(心)も非常なショックを受けてしまった。無意識の投影と無意識の強制が同時に起きてしまったんだ。
その結果、総理を辞任したうえ入院までしてしまうということになったわけだ。まあ、入院はひょっとしたら政治的なポーズかもしれないけど。 」

質問者

「 では安倍内閣はどうしてこんなに短命に終わったのでしょうか。」

咲華

「 それはマスコミの影響が大きいと思う。安倍内閣がこれだけバッシングされたことについては、アメリカへの貢物がなかったからマスコミが守ってくれなかったということが言えるだろう。
 小泉さんのときは郵政民営化という貢物があったから、今回のような閣僚のスキャンダルはあまり出てこなかった。話題になったのは田中真紀子氏と鈴木宗男 氏くらいのものだよね。それも、スキャンダルというよりも自爆といった感じで勝手に潰れていったから、小泉政権にはさしたる影響はなかった。
 しかし安倍さんの場合は、次から次へとスキャンダルが出てきて、しかもマスコミの援護がまったくなかった。

質問者

「 はい。マスコミは援護するどころか、ますます集中砲火を浴びせかけたという感じでした。 」

咲華

「  私はそれが、安倍さんがこんなにも早く辞任することになった一番の原因ではないかと思う。安倍内閣の閣僚のスキャンダル程度のことなら、おそらく探せばかなりの国会議員がやっているのではないだろうか。」

質問者

「 はい、みんなやっていると思います。」

咲華

「  そうだよね。みんなやっていると思う。それが表に出るか出ないかの違いだけだ。しかしそれが表に出てしまうと、内閣の支持率は落ちてしまう。そうやって国民の心は安倍内閣から離れていき、とうとう辞任にまで追い込まれてしまったわけだ。
 だから、今回、総理辞任という形で安倍さんの強制衝動が成就したわけだけど、成就するための環境が少しずつ周辺で整えられていったということだね。」

質問者

「  はい。先生は常々、 『強制衝動のときは、衝動が成就するための環境が知らないうちにできあがっていくんだよ』 と言っておられますが、まさにそのとおりでしたね。安倍さん自身、自分の閣僚があんなにもスキャンダルにまみれているとは思ってもいなかったでしょうし。」

咲華

「  ただやはり、情報の力というのは凄まじいね。もし仮に、今回の安倍内閣のようなスキャンダルを意図的にコントロールすることができるのだとするならば、誰が総理大臣になったとしても、大きなダメージを与えることは簡単だろう。
 ということは、今度総理になる人は先手を打って、自分はどうすればそういうスキャンダルから逃れることができるだろうか、と考えるだろう。
 つまり、マスコミおよびその背後にあるものの意思をある程度斟酌しながらやっていくということだね。」

質問者

「  はい。次の内閣は、安倍さんの失敗を見ているので、同じ轍は踏まないようにしようとすると思います。」

咲華

「  安倍さんは強制衝動で総理の職を辞することになったが、強制衝動として見た場合、総理大臣も一般的なサラリーマンも、パターンとしては同じだと言える。
 例えば一般的なサラリーマンの場合、

太陽−90°−冥王星

の強制衝動なら、会社で権力闘争が起きてそれに敗れる
、というのが一番多い。そして会社を辞めるか、左遷されるかということになるだろう。
 こういう冥王星強制衝動の一般的なパターンと比べてみて、今回の総理の辞任は、スケールの大小はあっても、パターンとしては同種のものであったと言えるだろう。」

質問者

「  では、安倍さんはもっと違うやり方をしていれば、今回の強制衝動を回避できたのでしょうか。」

咲華

「  それはできなかっただろうと思う。なぜならば、総理の座が回ってくる時期というのは、自分一人の意志で決められるものではないからだ。それまでの国政の流れがあり、色々なお膳立てがあってはじめて決まっていくものだから、その波に乗るか乗らないかという選択しか本人にはできないわけだ。
 そういう意味で、安倍さんが強制衝動のときに総理大臣になったということは、日本全体の流れ、あるいは世界全体の流れといった、もっと大きな視点に立って見た方がいい。
 つまり、今回の総理は、誰がなったとしても多かれ少なかれ似たような結末を迎えることになっただろうということだ。」

質問者

「 はい。強制衝動には一国の総理といえども逆らえないということがよくわかりました。
ありがとうございました。」



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