14.『破綻へのプロセス』

2004年11月30日

 これから日本は財政破綻への道のりを歩んでいくことになるわけですが、今日は、破綻までの大まかなプロセスと、その指標についてお話しようと思います。

1.増税の背後に隠された真実

 まず、2004年12月1日現在、日本は増税の動きに入ってきました。では、この増税は何のために行われるのか、その裏に隠された意図を探らなければなりません。でもこれを聞くとみんな愕然としてしらけてしまうと思います。

 今回の増税は小泉首相が意図したことなのかというと、違います。では、誰の意思なのかといえば、官僚です。そして、その裏に見えるのは、根本的な改革はやらないという厳然たる意思です。根本的な改革をして、本気で日本の破綻を止めようとすれば、かなりの荒療治になりますから、社会不安が巻き起こることになります。官僚も政治家も、それを嫌がっているのです。

 もう少しエグイことを言うと、官僚たちにとって、天下り場所を確保したいという事情があるので、現役の間は手を下したくないということがあると思われます。だから税収だけ増やして、根本的なところは変えないのです。あくまでも実行するのは増税だけですから、だからその場しのぎということが言えます。増税は問題の先延ばし策なんです。

 バブルが崩壊してから、日本は赤字国債を大量に発行してきました。特に小渕総理の時に巨額の国債を発行したわけですが、その10年債の償還期限が2008年に迫っています。その時には、10年前の国債の借り換えを行わなければなりません。数年後には、小渕総理の時の先延ばしのツケを払わなければならないのです。そしてそれも、借り換えるだけですから、さらに先延ばしにするだけのことです。
 官僚たちは、自分の全生命、全人生を賭けて、日本の破綻を先延ばしにしようと考えているわけですから、どんなことでも出来ます。それも東大出・京大出の、少なくとも我々よりも情報処理能力があって、法律の裏まで知り尽くした人たちが、毎日毎日そのことばかり考えているわけですから、われわれは太刀打ち出来ないと思いませんか。  彼らは、いかに国民からお金を搾り取って、自分たちの天下り場所を確保するかということを日夜、考えているわけだから。その彼らが、増税という商品を我々に押し付け、破綻を先延ばしにしようとしているというのが今回の真実の姿です。
 ですから、日本が破綻への道のりを進んでいるというベクトルは変わっていません。ただ、今はデフレが終わって一時的に景気が回復したかのように見えていますが、これはあくまでも一時的なもので、破綻に向かって進んでいるということに変わりはないのです。
 
 それでも、日本の景気が見せかけだけとはいえ回復してくると、当然長期金利は上昇します。しかし金利が1%上がっただけでも日本はとても苦しい状態になります。なぜなら、日本の借金は約1000兆円あるわけだから、金利が1%上がれば、年間10兆円利払いが増えることになるからです。

 日本の税収は、2004年度予算案で41兆7000億円です。その41兆7000億円のうちの10兆円が、借金の利息のために消えていくとしたら、これは大変な負担です。これまでは、多額の借金を抱えて利払いが大変だから、低金利政策でやってきたわけです。反面、景気不安がありました。しかし好景気になってくれば、当然金利は上昇するから、利払いも増えることになります。そこで増税をして、破綻を先延ばしにしようとしていると私は考えます。

2.レッドゾーン突入は長期金利3%がボーダーライン

 景気回復ムードの日本ですが、このまま長期金利が上昇していってそれが3%を超えると、かなり危険な状態に入っていきます。
 これは覚えておいてください。私は長期金利3%というのが、日本が平和な状態でいられるか、混乱状態に突入するかのボーダーラインだと考えています。もしも3%を超えたら、日本は何が起こっても不思議ではない状態になるでしょう。
 ですから、長期金利が3%を超えたら、私は日本の出生図における惑星のアスペクトの解釈を、悪い方に下方修正していこうと思っています。いままでは逆に少し悪い方に解釈しすぎていたかなという気はしますが、3%を超えたらもう、悪い方に悪い方に解釈していって良いと思います。
 長期金利が3%を超えたら、日本は借金の利払いが出来ないのではないかと全世界に思われる状態になります。そのときにIMFを始めとした様々な世界的経済機関からの勧告があるでしょう。
 そしてあるとき急に、外資系投資家たちが日本の国債を一斉に売りあびせる時が来るはずです。日本の国債は今のところ、95.5%までを日本人が所有しています。内訳を言うと、財務省が37%、民間金融機関が39.7%、日銀が15.1%、個人その他が3.7%、そして外国人が4.5%です(2001年9月。財務省統計)。
 このように、90%以上を日本人が保有しているので日本国債は安定しているのですが、日本がボロボロになって潰れる寸前の状態になったときに、外資系投資家たちが4.5%の国債を一斉に売りあびせたとしたら、倒れる寸前の日本経済の背中をポンと押すことになります。それをきっかけに国債は暴落し、日本は一気にハイパーインフレへと突入していくことになるでしょう。

 破綻が始まると治安は悪化します。今、失業率5%強ですでに、幼い少女を誘拐して殺害するような陰湿な犯罪が増加しています。幼児をいじめたり殺したりするような猟奇的な犯罪です。そういう犯罪に比べれば、成人女性に対する暴行殺人の方が、まだ犯人の欲望は理解できやすいと言えます。ところが最近頻発している事件はもう、我々には理解不可能な悲惨なものになっています。そしてこういう事件はこれからもっと増えるでしょう。
 なぜなら、今ああいう事件を起こした犯人たちは、経済的敗者になって、限界を超えたストレスを受けてしまった人たちであるという推測が成り立つと思われます。ということは、彼らはすでに破綻の波に飲み込まれてしまった人たちと言えるでしょう。そしてその破綻の波は、この先もっと高く、激しくなってきます。

3.日本破綻のプロローグ

 私は破綻の第一期は、2007年の複合触が起きる頃から始まると考えています。その頃から日本経済は失速し始めることになるでしょう。
 今年、アメリカ大統領選挙が終わりました。現在の日本の好景気は、アメリカ大統領選挙の御祝儀相場ですから、持ってあと一年です。その次に日本は、中国・北京オリンピックに伴う需要拡大があるわけですが、この効果も2007年までしか持たないでしょう。オリンピックは2008年夏にあるわけですが、そこまでは持たないと考えています。なぜなら、いま日本で需要が拡大しているのは、鉄などの原材料であって労働力が求められているわけではありませんから、オリンピックの効果は早目に消えると思います。
 ですから、北京オリンピックの効果が消える2007年くらいから、破綻の第一期である金利の上昇とインフレに入っていくだろうと考えています。
 そして海王星強制衝動が来る2010年前後に、破綻が加速するのでしょう。
 第一期のきっかけを作るのは、外資系投資家による日本国債の売りあびせであり、当然日銀は金融不安を回避するために必死で買い支えるでしょうが、それも1年くらいしか持ちこたえることは出来ず、結局金利は上昇し、インフレが始まるというのがこれからのおおまかな筋書きです。
 だから、私はアストロサービスのホームページに『本日の長期金利』というコーナーを設けて、長期金利は何パーセントなのかを皆さんに知っていただこうと思っています。そして金利が3%を超えたら、背景を赤で点滅させるなどして、日本経済がレッドゾーンに入ったという警告を発したいと思っています。

4.今すぐやらなくてはならないこと

 では、国家破綻への備えとして我々は何をしておけばいいのでしょうか。
 まず破綻の初期にしなければいけないのは、米ドルとユーロを持つことです。
 国債は買わない、所有しない。郵便局からはお金を引き出す。定期預金は解約する。そしてそのお金を米ドルやユーロに替える。最低限これだけはやってもらわなければいけません。これだけやって、あとはじっと待つ、というのが破綻初期における経済的備えです。
 金は破綻の中期から後期にかけて有効になってくるでしょう。それと、破綻の中期以降には、中国の通貨である人民元も国際的な信用を得てくるでしょう。長期的に見ると、米ドル・ユーロ・人民元の3つが、世界的に信用される通貨になっていくと思われます。しかし、そこには日本円が入ることはありません。

 前回お話した『イラク問題についての質疑応答』において私は、イラク戦争でアメリカが基軸通貨としての米ドルの地位を必死で守ろうとしたいうことを説明しましたが、これは、そうやって守らなければドルは暴落してしまうということをアメリカ自身が自覚しているからです。つまり、米ドルは一時的に暴落します。多分そこからアメリカは、金融制度を金本位制に変え、それによってまた安定するのでしょう。

5.補足《日蝕&月蝕》

 ここで、2007年頃から頻繁に起こるようになる、日蝕と月蝕について補足しておきます。
 まず2007年3月3日に部分月蝕があります。3月19日には日本海で部分日蝕があります。8月28日には皆既月食があります。これは日本全国で見れます。9月11日には南米で日蝕があります。
 2008年8月に西日本で部分月蝕があります。2009年1月には部分日蝕を沖縄で見ることが出来ます。これは、日本経済が沖縄から崩れていくことを表しているのでしょう。2009年7月22日に皆既日蝕があり、12月31日には皆既月蝕が全国で見られます。
 2010年1月15日に部分日蝕が西日本であります。6月26日には部分月蝕があります。12月21日には皆既月蝕があります。
 こうして列挙してみると、やはり日蝕も月蝕も日本に絡むものが多いです。
 月蝕の影響はあまりたいしたことはないのですが、それでもこれだけ日蝕が多いと、月蝕も補助的な役割を果たすのではないかと思っています。

 占星学的に見ると、日蝕・月蝕というのは流動化現象なんです。つまり物事が崩れるのです。そしてそれがホロスコープ上のどのポイントで起こるかによって、崩れるものが違ってきます。
 1999年7月に日蝕がありましたね。ノストラダムスの予言と時を同じくした日蝕です。あの日蝕は、旧日本図の天底において起きました。旧日本図の天底には土星がありますが、そのポイントで日蝕があったんです。だから日本の基盤は99年夏以降、崩れていったんです。
 その他、森内閣の頃に日本にもIT革命の波が来て、一時的に株式市場が高騰したことがありましたが、そのときには新日本図の3宮において日蝕がありました。3宮は商売、通信手段などを意味しますから、情報処理における技術革新が起こったと言えます。
 日本で最古の日蝕の記録は日本書紀にあり、西暦628年4月10日に起きました。この日蝕の起きたのは推古天皇の時代です。推古天皇が推古36年春2月戊寅の朔、甲辰(27日)に病が重くなり、 3月丁未の朔、戊申(2日)の昼に日蝕があって日がすっかり見えなくなり、癸丑(7日)に天皇は崩御されました。
 昼に日蝕が起きるということは、ホロスコープチャートにおいては天頂で起きるということです。天頂で日蝕が起きるということは、国体が変わることを意味します。だから、天皇が亡くなる時期と日蝕が重なるといったことが起こるわけです。



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